記事登録
2008年04月12日(土) 22時00分

靖国神社が李監督らに削除要請=映画「靖国 YASUKUNI」時事通信

 上映中止が相次いだ映画「靖国 YASUKUNI」をめぐって、舞台となった靖国神社が李纓(リ・イン)監督や配給のアルゴ・ピクチャーズなどに対して映像の削除を求める通知を送っていたことが、12日分かった。
 同神社のホームページによると、境内での撮影許可手続きが守られていないだけではなく、その内容についても事実を誤認させるような映像が含まれていることから、問題映像の削除など適切な対応を求める通知を行った、としている。
 また、映画の中心となって登場する刀匠(90)が高知県在住であることから、5月末に上映を計画していた高知市の映画館では、アルゴ・ピクチャーズからの「刀匠に配慮して配給を見合わせたい」という申し入れを受け、当面上映しないことを決めた。 

【関連記事】 圧力あれば「誠に遺憾」=「靖国」上映中止で-政府答弁書
【関連記事】 上映中止で李纓監督らが会見=映画「靖国」への政治圧力を批判
【関連記事】 映画「靖国」、21館で上映へ
【関連記事】 靖国上映中止に「強い懸念」=民放連
【関連記事】 映画「靖国」5月上映へ=当面は大阪の1館で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080412-00000100-jij-soci