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2008年04月11日(金) 18時01分

男児の裸以外の表現を=各テレビ局に注意喚起−BPO青少年委時事通信

 放送界の自主検証機関である放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会(大日向雅美委員長)は11日、児童ポルノに悪用される恐れがあるなどとして、テレビ番組で児童の裸、特に男児の性器を映すことについて「ほかの表現方法がないかなど、慎重に検討されることを望む」とする異例の注意喚起文書をテレビ各局に送付した。
 同委によると、女児の裸は既に放映されなくなっているが、ニュースなどでの男児の裸についても問題視する視聴者の声が急増しているという。与党などで検討中の児童ポルノ法改正の動きとは直接関係ないとしており、「表現の幅を狭めるつもりはない」と最終的な判断は各局にゆだねた。 

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