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2008年04月11日(金) 18時57分

映画「靖国」で政府答弁書 「上映中止は遺憾」産経新聞

 政府は11日の閣議で、ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を一部映画館が取りやめたことについて、「文化庁としては映画館に対する嫌がらせや圧力で上映が中止されたのであれば誠に遺憾だ」とする答弁書を決めた。喜納昌吉参院議員(民主)の質問主意書への答弁。
 鈴木宗男衆院議員(無所属)も、「靖国」に芸術文化振興基金への助成などにについて質問主意書を提出。政府は答弁書で、同基金が平成19年に助成金750万円を支払った事実を認め、試写会への文化庁の関与について「国会議員から映画を見たいとの要望があった。文化庁で映画配給宣伝会社などと相談し、会場を紹介した」とした。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000935-san-pol