大阪・道頓堀の飲食店「大阪名物くいだおれ」の山田昌平社長（７１）と妹で女将（おかみ）の柿木道子会長（６７）が９日、記者会見し、７月８日での閉店を正式発表、人気の看板人形「くいだおれ太郎」や大阪のシンボルにもなった店名の商標売却を検討する考えを明らかにした。
山田社長によると、七夕に予約が入っていたため、閉店日を翌日に決めたという。柿木会長はくいだおれ太郎について、「写真だけ撮って帰る人が多くなったが、街をにぎやかにしてくれた。大変ようできた“看板息子”です」とねぎらった。くいだおれ太郎には、「本年７月８日で閉店します」という吹き出しが取り付けられ、会見終了後には、集まった約１００人が柿木会長と共に写真撮影を繰り返した。