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2008年04月10日(木) 13時35分

DJ-パントリー1−3月期は赤字見通し、ガソリン・商品販売不振など響くダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)米南東部でコンビニ・チェーンを展開するパントリー(Nasdaq:PTRY)は9日、1−3月期(2008年9月期の第2四半期)決算でガソリン・商品の販売不振やガソリンの先物ヘッジに伴う損失など一時的費用を計上し赤字になるとの見通しを明らかにした。
  
同社は1−3月期の1株損益が24−30セントと見込む。これにはヘッジポジションの実現損失と追い証に関連する特別費用(1株当たり23セント)が含まれる。
 
トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト予想平均は一時的項目を除いた1株利益が17セントとなっている。
 
既存店売上高とガソリン販売が前年同期比で3.4%減少した。ガソリンの小売りマージンは約3分の1の店舗でエタノール混合ガソリンを取り扱ったことによる恩恵を受けた。ただ、石油価格や高騰やクレジットカードの取り扱い手数料の値上げ、ヘッジポジションの損失などがこれを相殺した。

ピーター・ソディニ会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、「1−3月期の商品とガソリン販売は、明らかにガソリン高騰と商圏全体で消費支出の減退による影響を受けた」と語った。

同社はこの日、08年9月期の上期についてガソリンの予想小売りマージンを下方修正、従来予想の1ガロン当たり11−13セントから10−12セントとした。同社はマージンが従来予想を下回る理由として、クレジットカードの取り扱い手数料が依然上昇していることと原油価格の先行き不透明なことを挙げた。

パントリー株の9日終値は、前日比5.64ドル(25.82%)安の16.20ドル。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000019-dwj-biz