記事登録
2008年04月10日(木) 17時31分

上映中止で李纓監督らが会見=映画「靖国」への政治圧力を批判時事通信

 ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止の広がりを懸念する、ジャーナリストらが10日、東京・永田町の参議院議員会館で会見した。中国人の李纓(リ・イン)監督も同席し、作品内容や撮影手順を問題視する国会議員の言動について「なぜそこまで介入するのか。この作品を成立、上映できなくする狙いがあるとしか受け取れず、懸念している」と批判した。
 会見には、ジャーナリストの田原総一朗さんや原寿雄さん、映画監督の是枝裕和さんら十数人が出席。自民党の稲田朋美衆院議員の要請で、議員向け試写会が開かれ、その後公開中止を決める劇場が相次いだ経緯などを映画配給元が説明した。 

【関連記事】 映画「靖国」、21館で上映へ
【関連記事】 靖国上映中止に「強い懸念」=民放連
【関連記事】 映画「靖国」5月上映へ=当面は大阪の1館で
【関連記事】 海外最大の日本映画祭が開幕=「靖国」も上映-独フランクフルト
【関連記事】 上映自粛「不適切」=表現の自由尊重を-町村官房長官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000093-jij-soci