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2008年04月10日(木) 16時01分

映画「靖国」:苫小牧「シネマ・トーラス」が7月中旬から上映 /北海道毎日新聞

 ◇「見た人が判断を」
 苫小牧市の映画館「シネマ・トーラス」は、上映中止が相次いでいる映画「靖国 YASUKUNI」を、7月中旬から上映することを決めた。堀岡勇代表は「この作品だけ特別視するのはおかしい。どんな作品でも、見た人がそれぞれ考えればいい」と話している。
 映画は日本在住の中国人、李纓(リイン)監督が10年間にわたり、終戦記念日の境内の様子などを撮影したドキュメンタリー。文化庁管轄の団体から助成金を受けたことが国会議員らに問題視され、上映予定を取りやめる映画館が相次いだ。配給元のアルゴ・ピクチャーズ(東京都)によると、これまでに全国の21館が上映を決めている。
 シネマ・トーラスは98年、市民からの寄付で開館した客席数40のミニシアター。道内ではほかに、函館市内の映画館が上映を検討している。【金子淳】

4月10日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000087-mailo-hok