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2008年04月06日(日) 19時38分

三浦元社長が月刊誌に手記、逮捕への憤りあらわに読売新聞

 1981年のロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、米自治領サイパンで逮捕された元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)が7日発売の月刊誌「創」5月号に、逮捕後初めての手記を寄せた。

 日本で無罪が確定した事件で再び逮捕されたことへの憤りを表している。

 手記は3月23日付。逮捕されるまで、サイパンが米国の領土であることや、88年に米国で逮捕状が出ていることも「全く知らなかった」とし、「日米が十分に話し合い、裁判は日本ですることになったのではないか。(逮捕は)本当に驚いたし、怒りで体中が燃えるように感じた」と記した。

 サイパンの拘置所では読書をして過ごし、3食とも、受刑者5人と一緒にとっているという。日本のマスコミ取材については、「26年前と変わっていない」などと批判。今後の裁判手続きについて、「決してくじけることなく頑張ります」と結んでいる。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080225-1331217/news/20080406-OYT1T00366.htm