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2008年04月05日(土) 11時31分

「ヘルシア緑茶」に除草剤=意図的混入の可能性−飲んだ男性が下痢・花王時事通信

 花王は5日、同社が販売する飲料「ヘルシア緑茶」(350ミリリットルペットボトル入り)に多量の除草剤が混入していたと発表した。口に含んだ会社役員の男性(43)から「ひどく苦く、漂白剤か洗剤のような味がした」と連絡があり、同社で分析して判明した。男性は一時的に下痢症状を起こしたが、既に回復した。花王は除草剤が意図的に混入された可能性があるとみている。
 花王によると、除草剤が混入していたペットボトルは、3月5日に生産委託先の日本果実工業(山口市)で製造された約33万本のうちの1本。男性は同26日に東京都練馬区のスーパーで2本を購入し、うち1本を31日に口に含んで異常に気付いた。
 花王は今後、同じ日に製造され、物流拠点に残っている2万本を検査し、廃棄する。ただ、男性が「開ける時に(ふたが)緩かった気がする」と話していることや、このボトル以外に異常が見つかっていないことから、既に出荷した製品の回収は見合わせる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080405-00000036-jij-soci