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2008年04月05日(土) 17時03分

平塚のエスカレーター事故:5人を書類送検 /神奈川毎日新聞

 ◇アクリル板が基準より短く
 平塚市のスーパーマーケット「西友平塚店」で昨年10月、当時9歳の男児がエスカレーターの手すりと事故防止用アクリル板に挟まれて一時重体になった事故で、設置にかかわった5人を書類送検した平塚署は4日、アクリル板が建築基準法の設置基準よりも短かったことが事故につながったと判断した。
 送検されたのは▽シンドラーエレベータ社の男性社員(46)▽設置工事の請負業者の男性社長(58)▽取り付け業者の男性社長(48)▽民間検査機関「イーホームズ」(06年廃業)の当時の検査担当者の女性(52)と男性(65)——の5人。
 調べでは、シ社からアクリル板設置を請け負った業者の2社長は基準より短い板を発注・設置し、イ社の2人は長さを測らずに検査済み証を発行。さらにシ社の男性社員も板の長さが短いのを見落としたため、事故につながった。【鈴木一生】

4月5日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080405-00000264-mailo-l14