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2008年04月05日(土) 21時26分

火星への入植者募集中朝日新聞

 【ワシントン=勝田敏彦】実業家・冒険家のリチャード・ブランソン氏率いる英ヴァージングループと米インターネット大手グーグルが、火星に植民地をつくる合弁会社ヴァーグルを設立した。ただし、「発表」はエープリルフールの4月1日。どうやら冗談らしいが、インターネット動画サイト・ユーチューブでの入植者募集に対し、冗談ビデオの投稿で応じる人たちも相次いでいる。

火星のヴァーグルシティーの想像図の一部(米グーグル提供)

 ヴァーグルの「計画」は、2010年までに入植者を選定し、16年に火星への初飛行を実施。50年には火星初の都市ヴァーグルシティーを建設し、2108年には人口10万人以上にするというもの。永住が前提で、地球への帰還は想定されていない。

 これに対してユーチューブには、音楽仕立てのもの、暗めの独白調のもの、映画「2001年宇宙の旅」のパロディーなど入植希望の冗談ビデオが、「計画発表」以来、連日投稿されており、その数約900。壮大なホラの連鎖になっている。

 グーグル日本法人は「各国のグーグルがそれぞれエープリルフールのネタを用意した。火星入植者募集もその一つ」と話している。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY200804050178.html