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2008年04月05日(土) 12時09分

意図的に混入か?キャップ緩んでいた可能性 ヘルシア緑茶から除草剤産経新聞

 花王は5日、同社が発売する特定保健用食品「ヘルシア緑茶」350ミリリットル入りボトルで、異物混入があったと発表した。同社が分析したところ、除草剤などに含まれる成分が大量に検出された。同社の届け出を受けた警視庁は、異物が意図的に混入された可能性があるとして、威力業務妨害容疑で捜査を始めた。

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 花王によると3月26日に東京都練馬区在住の40代の会社員男性が、同区内のスーパーでヘルシア緑茶350ミリリットル入りペットボトル2本を購入。31日に飲もうとして口に含んだところ味の異変に気づき、花王緊急受付センターに連絡した。男性は下痢症状を起こしたが、現在は回復している。男性は「飲むときに苦い味がした。キャップがゆるんでいた気がする」と話しているという。
 この製品は3月5日に山口県日本果実工場で製造。20日に店に納入されていた。
花王は同じ日に製造された33万本のうち、物流拠点に残っていた2万本の出荷を中止。ただ、製造段階での混入はないと判断し、「未開封のもののについては影響がない」として、同日製造のもの以外のヘルシア緑茶の回収はしないとしている。
 ヘルシア緑茶は平成15年に発売。「脂肪を消費しやすくする」などとして、年間300億円を売るのヒット商品となっていた。

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