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2008年04月04日(金) 15時38分

ガソリンさらに8.1円下げ 全国平均134.3円に産経新聞

 石油情報センターが4日まとめたレギュラーガソリン小売価格の臨時調査によると、3日の全国平均は1リットル=134.3円となり、1日調査に比べ8.1円下がった。3月末までに仕入れた暫定税率課税済みの店頭在庫を売り切って、仕入れ価格が下がったガソリンを販売する店舗が増えたためだが、価格競争にも拍車がかかっており、底値を探る状況が続いている。

 調査は全国の給油所約900店に同センターが電話で実施した。3月末時点の平均価格と比べた値下げ幅は18.6円となり、暫定定率失効による減税効果が鮮明になった。地域別で値下げ幅が最も大きいのは北海道の23.2円。ついで、中国地方の20.8円、東北の20.6円となっている。一方、値下げ幅が小さい九州・沖縄は15.1円、関東は17.9円、近畿は19.1円となった。

 原油価格の高騰に伴い、4月の卸価格は暫定税率を除いた原価部分で3円前後の値上げとなっていることを踏まえると「値下げ余力は底に近づきつつある」(石油情報センター)とみられる。ただ、競争の激しい地域では、値下げ圧力もいぜん強く、価格競争の激化が販売店の経営にも影響を与えそうだ。

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