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2008年04月03日(木) 03時00分

政治活動費を肩代わり=秩父市長オーナーの会社−所得隠し計1億、国税局指摘時事通信

 埼玉県秩父市の栗原稔市長(66)が設立し、筆頭株主の建築資材販売会社「昭和工業」(同市)が、後援会の費用を会社の経費に装い、政治活動費を肩代わりしたなどとして、関東信越国税局から、2006年5月期までの7年間で計約1億円の所得隠しを指摘されていたことが2日、分かった。
 栗原市長によると、後援会は市長宅前にある同社所有地内のプレハブで活動。政治団体として登録されている。政治資金規正法は、会社による政治団体への寄付を禁じており、肩代わりは同法に触れる可能性がある。
 市長は所得隠しを「指示していないし、知らない」と説明。肩代わりについては「あり得ない。会社とは一線を画している。後援会事務所に来た人は手弁当で応援してくれた」と否定した。 

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