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2008年04月02日(水) 00時00分

UMPC(ゆーえむぴーしー)読売新聞


絵・唐沢なをき/文・唐沢よしこ

 このところA5サイズくらいの、すごく小さいノートパソコンが人気ですワン。これらミニサイズのPCと一緒によく見かけるのがUMPCという言葉です。

 UMPCとはUltra-Mobile PC(うるとらもばいるぴーしー)の略で、これはアメリカのマイクロソフト社とインテル社が2006年に発表した超小型PCの規格に準じたモバイルパソコンのことを指します。が、その規格と同じようなサイズ、性能のパソコンのこともUMPCと呼ばれていたりします。絶対にその規格どおりでなくてはいけない、というわけでもなく、だいたいの目安としての規格という感じですワン。

 当初発表された、インテル社によるUMPC規格の仕様は次のようなものでした。

 「あまり電気を食わないCPUのPentium MやCeleron Mを使っていること」「800×480ドットの解像度で約7インチ以下のディスプレイが付いていること」「Bluetooth、無線LAN(Wi-Fi)が使えること」「900グラムくらいの重さであること」「バッテリーが3〜5時間使えること」「OSがウィンドウスXPかリナックスであること」です。

 このうち、サイズとバッテリーの持ち時間、無線LAN、液晶パネルあたりが該当すれば「UMPCっぽい」と感じるが多いと思いますワン。

 OSもVistaが入っているものも登場し、大きいノートパソコンと同じように使えます。とはいえ、やはり小さいのでメインパソコンとして使うには少々心もとないので、サブ機で使う人が多いですね。ここ数年、低価格のUMPCも増えて購入しやすくなり、ますます注目が集まっています。

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20080402nt0c.htm