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2008年04月02日(水) 15時24分

2011年“地デジ難民”が発生する?ツカサネット新聞

3年後にスタートするテレビ地上波のデジタル放送“地デジ”。
放送開始にともない、テレビの買い替えや、専用チューナーの購入を余儀なくされることになるため、その必要性の是非が問われている。

だが、いったん決まったことは途中では決して覆らないのが、この国の“常識”でもある。しかも、一部の地域ではその地デジが受信できなくなり、いわゆる“地デジ難民”が発生する可能性があるというのだ。

来たるべき2011年に向けて、まだ、そのための対応をしていない家庭もあるが、とりあえず準備さえ整えれば、地デジを見ることができる。だから、まだいい。しかし、一部の地域では、地デジを受信できない=テレビを見られない、ということになってしまうわけだ。

今や、テレビは日常生活に欠かせない必需品だ。娯楽としてだけではなく、災害情報など、緊急事態の際の様々な情報入手にも大きく貢献するものだ。しかし、そうした人命にも関わる重要な情報を享受できなくなってしまうかもしれないとなると、その地域にとっては、まさに死活問題といえる。

情報を遮断された地域は“陸の孤島”に等しいということを肝に銘じ、そこに取り残された“難民”を生み出すことのないよう、万全の対策を講じてもらいたいものだ。


「地デジ難民」発生の恐れ
(asahi.com 2008-03-31)


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(記者:佐伯 剛)

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