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2008年03月29日(土) 10時01分

また無差別殺人 ホームから男性突き落とし「殺害」日刊ゲンダイ

 25日午後11時8分ごろ、岡山市駅元町のJR岡山駅で、男性が男にホームから突き落とされ、入ってきた列車にはねられた。男性は病院に運ばれたが、頭などを強く打っており、約5時間後に死亡。付近にいた県警鉄道警察隊員がホームにいた男を殺人未遂の現行犯で逮捕した。
 岡山西署の調べでは、死亡したのは倉敷市笹沖の岡山県庁職員・假谷国明さん(37)。逮捕されたのは大阪府大東市に住む無職の少年(18)で、「人を殺せば刑務所に行ける。だれでもよかった」などと供述しているという。
 少年は岡山駅下りホームで列車を待っていた假谷さんを、山陽本線の列車が入ってくる直前に背後から押し、線路上に突き落とした。假谷さんは帰宅途中だった。
 現場付近で警戒中だった鉄警隊員が、列車の警笛で約1分後に現場に駆け付け、ホームに立っていた少年を取り押さえた。少年は府立高校を卒業後、就職活動中だった。家出して岡山市に来ていたという。逮捕時、ナイフを所持しており、「誰か人を殺してやろうと思った」とも話している。当時、ホームには帰宅途中の客が大勢おり、前を向いて列車を待っている假谷さんが少年に押されるのを数人が目撃していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000005-gen-ent