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2008年03月28日(金) 00時00分

マルチ商法でネット端末販売 業者に業務停止命令朝日新聞

 「月々3万円ぐらいは絶対にもうかる」などとうそを言い、学生らに高額なインターネット端末機とソフトを売りつける連鎖販売取引(マルチ商法)をしていたとして、大阪府と兵庫県、京都府は合同で28日、大阪市の業者「Lively(ライブリー)」に、特定商取引法に基づき、29日から契約や勧誘を6カ月間禁止する業務停止を命じた。複数府県によるマルチ業者への同時処分は全国初という。

 大阪府などによると、同社は05年6月の設立以降、「夜景がきれい。一度来てみない?」などと目的や商品を明らかにせずに20代前半の学生やフリーターらを勧誘し、約40万円でインターネット端末機とソフトを購入させ、新たに勧誘すれば2万〜357万円の紹介料などが入ると説明していたという。

 同社については08年2月末までに、全国で410件の相談が消費生活センターなどに寄せられており、うち3府県で262件を占めた。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803280161.html