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2008年03月28日(金) 13時17分

宿泊解除、港区が「法違反」とプリンスホテル側に伝える読売新聞

 東京・港区の「グランドプリンスホテル新高輪」が東京高裁の決定を無視して、日本教職員組合(日教組)に教育研究全国集会(教研集会)の参加者の宿泊190室分を解除した問題で、港区は28日、同社の渡辺幸弘社長に旅館業法に違反するとの判断を伝え、再発防止策の提出を求めた。

 区は、同社が来週中に提出する再発防止策を検討した上で、旅館業法に基づき指導を行う方針だ。

 プリンス側は、教研集会の全体集会に使う宴会場の使用を拒否しており、宿泊解除については同時に予約を受けたため自動的に解除したもので違法ではないと主張していたが、渡辺社長は「宿泊に関しては、区側の指摘を真摯(しんし)に受け止めたい」と態度を改めた。宴会場を使用させなかったことについては、「重く受け止めているが、安全、安心のために必要だった」と従来の考えを繰り返した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080328-OYT1T00372.htm?from=navr