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2008年03月27日(木) 15時02分

岡山突き落とし「電車近づき押した」…殺意裏付ける供述読売新聞

 岡山市のJR岡山駅ホームで、岡山県職員假谷(かりや)国明さん(38)が線路に突き落とされ死亡した事件で、殺人未遂で現行犯逮捕された大阪府大東市の少年(18)が、県警の調べに対し、「電車が近づいたので、(男性の)背中を無言で押した。男性が線路に落ちるのを見ていて、覚えている」などと供述していることが、わかった。
 少年は当時、假谷さんの後ろに並んでおり、県警は、明確な殺意を持って冷静に犯行に及んだとみて調べている。県警は27日、殺人容疑で岡山地検に送検した。

 調べでは、假谷さんは山陽線のホームの一番前で、電車を待っていた。電車(4両)の先頭車両が入る約30秒前、接近を知らせるアナウンスがあった。電車の運転士は約50メートル手前で、男性が線路に転落したのに気づき、ブレーキをかけたが、間に合わなかった。ホームは、約100人の乗客で混雑しており、警察官が駆けつけ「誰か落ちましたか」と聞くと、男性の後ろに並んでいた少年が「私が突き落としました」と右手を挙げたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080327-00000037-yom-soci