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2008年03月24日(月) 11時01分

大林被告、殺意否認=弁護側も心神耗弱を主張−立てこもり発砲事件・名古屋地裁時事通信

 愛知県長久手町で昨年5月、警察官ら4人が死傷した立てこもり発砲事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元暴力団組員大林久人被告(51)の初公判が24日、名古屋地裁(伊藤納裁判長)であった。大林被告は罪状認否で「発砲したことは間違いないが、狙った訳ではない。殺意はなかった」などと犯意を否認した。弁護側も「被告は事件当時、心神耗弱状態だった」と責任能力について争う姿勢を示した。
 大林被告は認否の中で、事件で死亡した特殊部隊SAT所属の林一歩警部=当時(23)=と、重傷を負った県警愛知署の木本明史巡査部長(55)について「取り返しの付かないことをした。本当に申し訳なく、心から反省しています」と述べた。 

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