記事登録
2008年03月23日(日) 21時00分

ゲーム好き、1人で食事=高卒後はバイト暮らし−金川容疑者・土浦死傷事件時事通信

 「テレビゲームが好きで、人付き合いは少ない」「まじめに見えた」−。無職男性の殺害と8人の殺傷を起こした金川真大容疑者(24)。周辺から事件につながる特異な性格や行動はうかがえないが、いずれの事件も、同容疑者が慣れ親しんだ街のごく狭いエリアで起きた。
 茨城県警や近所の住民によると、金川容疑者の一家は1994年に土浦市に引っ越してきた。家は新興住宅地の一角にあり、両親と妹2人、弟1人の6人家族。地元の小学、中学、高校を卒業した後はアルバイト生活を送った。今年1月までの1年間は、家から直線で400メートル余のコンビニで働いていた。
 家族は県警に「テレビゲームが好きでよくやっていた」「朝昼兼用の食事を1人で取っていた」「人付き合いはあまりない」と話しているという。
 中学と高校で金川容疑者の後輩だったという20代の男性は「まじめで温厚だったので、事件をやるようには見えない」と話す。高校の時は弓道部に所属。部屋にはテレビゲームが10本、漫画本が100冊ぐらいあったという。男性と一緒に格闘技ゲームをした際、同容疑者が負けると機嫌が悪くなることがあったのが印象に残っているという。
 同容疑者と娘が同じ小、中学校に通った近所の女性は「目立たなくて、おとなしいという印象しかない。中学時代は部活動をせず、娘も仲の良い友人を知らない」と話した。 

【関連記事】 殺人、放火で無罪判決=同房者への告白「任意性に疑い」-福岡地裁支部
【関連記事】 証拠開示はロス移送後=サイパン、引き渡し可否審理-三浦容疑者の司法手続き
【関連記事】 足利事件で再審請求棄却=「確定判決疑う新証拠ない」-女児誘拐殺人・宇都宮地裁
【関連記事】 アパートで71歳男性殺害=頭部殴られ体に複数傷-部屋物色跡も・警視庁
【関連記事】 畠山被告に死刑求刑へ=豪憲君殺害は「捜査かく乱」-25日に論告・秋田地裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080323-00000057-jij-soci