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2008年03月23日(日) 20時58分

ゲーム好き、家族と会話なく 8人殺傷の金川容疑者産経新聞

 最初の凶行からわずか4日後、今度は白昼の荒川沖駅で8人を次々と襲った金川真大容疑者。警察への“挑戦状”を突きつけた金川容疑者は、近所では「ごく普通の子」で通っていた。

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 金川容疑者は三浦さんを殺害する直前、自分の銀行口座から約40万円を引き出していた。犯行後はの22日夜には、東京・秋葉原で1泊。この間、頭を丸刈りにし、荒川沖駅に現れたときはニット帽をかぶり、銀縁眼鏡、黒スーツ、白シャツ、ネクタイ姿に変装していた。

 妹2人と弟1人がおり、家族との会話はほとんどなかった。部屋には100冊余りの漫画本やゲームが並んでいたという。また、近所の人がゲームセンターで遊ぶ姿をみかけていた。

 同容疑者の弟の友人(17)は「家に遊びに行くと、(金川容疑者は)いつも一人でゲームをしていた。兄弟仲は良いみたいだったけど、行方不明になった後も心配した様子はなかった」と話す。

 また、後輩の男性(22)は「あまり外出することはなく、友達も多くいなかった」。中学当時、一緒に格闘技ゲームをしていて、続けて三回負けると突然、不機嫌になったという。

 スポーツが盛んな同県阿見町の霞ケ浦高校に進学、全国大会出場の実績もある弓道部に所属していた。卒業後はコンビニ店員などの職を転々としていた。

 男性は半年前、土浦市内のコンビニで店員をしている金川容疑者に偶然会ったが「こんにちは」とあいさつを交わしただけだった。

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