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2008年03月21日(金) 07時50分

土浦の男性刺殺、現場放置の自転車に血痕 所有者の男性行方不明産経新聞

 茨城県土浦市中村南の無職、三浦芳一さん(72)が19日、自宅の玄関先で刺殺された事件で、現場付近に乗り捨てられたマウンテンバイクに血痕が付着してたことが20日、土浦署捜査本部の調べで分かった。マウンテンバイクの所有者の男性は事件後、連絡がとれなくなっており、捜査本部は事件と何らかのかかわりがある可能性があるとみて行方を捜している。

 調べでは、マウンテンバイクは三浦さんが倒れていたすぐそばの路地に乗り捨てられていた。指紋は残っていなかった。防犯登録上の名義人(所有者)は市内在住の20歳代の男性で、事件発生後、家族とも連絡が取れていない。男性と三浦さんの妻(60)や同居する次女(34)らとの接点は今のところ確認されていないという。

 現場に大量の血痕があったことから、犯人は返り血を浴びた可能性が高い。捜査本部は血の付いた衣服を着た不審者の目撃情報をタクシー会社などに求めているが、今のところ有力な情報はない。

 三浦さんは事件当日の午前8時ごろ、妻を仕事先の大型スーパーに車で送って帰宅。玄関で外出時の革靴からサンダルに履き替え、カギを閉めたとみられる。ズボンのポケットには現金入りの財布のほか、車のキーと自宅のカギもあった。

 一方、捜査本部は20日、筑波大で三浦さんの遺体の司法解剖を行った。死因は頸動脈切断による失血死だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000032-san-l08