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2008年03月20日(木) 20時27分

韓国で2社の食品に異物混入、カッターナイフの刃など読売新聞

 【ソウル=前田泰広】韓国の食品会社2社が20日、製造した食品に異物が混入していたと明らかにした。

 韓国では17日、食品大手「農心」のスナック菓子にネズミの頭とみられる異物が混入していたことが発覚したばかりで、食の安全に対する不安が今後、一層高まる可能性もある。

 異物が見つかったのは、農心のスナック菓子と、別の食品会社が製造したマグロの缶詰。

 農心によると、消費者から2月24日、指摘があり、混入を確認した。異物は長さ約2センチで、白色の柔らかい材質だが、何の物質かは分かっていない。製品は農心の韓国内の工場で生産されており、ネズミの頭とみられる異物が見つかった製品とは別の製品だという。

 一方、マグロの缶詰からはカッターナイフの刃が見つかった。製造した食品会社によると、缶詰は昨年6月、韓国内の工場で製造されていた。同社は、同じ日に同じ工場で製造された3種類の缶詰、計約17万個を自主回収するとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080320-OYT1T00449.htm