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2008年03月19日(水) 10時43分

星野監督、聖火ランナー!金へ突っ走るデイリースポーツ

 北京五輪野球の日本代表・星野仙一監督(61)が18日、東京都内のホテルで「北京2008オリンピック聖火リレー/長野」のランナーの1人に選ばれたことが発表された。4月26日にタレントの萩本欽一(66)と盲導犬ユーザーの仙波慶伸氏(61)らと、聖火を手に長野の街を走り抜ける。また、この日は日本代表のスタッフ会議も行われ、3月末に発表される第1次候補選手を71人に絞り込んだ。
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 世界五大陸を巡る聖火リレーの中に、燃える男の名前も書き加えられた。1998年、20世紀最後の冬季五輪が行われた長野が、その舞台だ。10年ぶりに帰ってくる聖火。命じられた大役を、星野監督は、身の引き締まる思いで受け止めた。
 「オリンピックの野球監督をさせてもらって、聖火ランナーにも参加させてもらえて、光栄に思っています。無事にしたいし、倒れることなく、はってでも、次のランナーに渡したいですね。肉離れはしないように」
 独特の言い回しでの決意表明だった。選考された理由は、野球の日本代表監督であり、昨年のアジア予選でも日本に勇気と希望を与えるなど「希望の星」と言える存在であること。3月24日にギリシャ・オリンピアで採火され、星野監督がランナーを務めるのは4月26日になる。
 ともにランナーに選ばれた萩本は、「茨城ゴールデンゴールズ」の監督ということもあり、野球のつながりもある存在。07年、萩本が24時間テレビで70キロを走り抜いたことも知っていた。
 「途中でリタイアされるかと思いましたけど、よく走られました。オリンピックに行く前に、ゴールデンゴールズと練習ゲームでもと思いましたが、シーズンもあるので無理かなと。1度、お手合わせしてもらいたいものですが」
 まだ、具体的な走る場所や距離などは、未定となっている。「今は聖火に火がついてないけど、オリンピック期間中、そして帰ってからも、我々の火を消さないようにという気持ちです」。世界主要都市を巡り、世界平和の象徴でもある聖火に触れられる喜びと興奮。8月の本大会に向け、星野監督の闘志にも、熱い炎が灯(とも)される。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080319-00000021-dal-base