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2008年03月19日(水) 09時52分

還付金詐欺2件 ひたちなか読売新聞

 ひたちなか市内で「医療費の還付金がある」などと言われ、市内の女性2人が計140万円の振り込め詐欺の被害に遭った。ひたちなか東、西署で、振り込め詐欺事件として捜査を始めた。

 ひたちなか東署によると、17日午前10時ごろ、無職女性(64)方に、実在しない「保健事務所」の職員を装った若い男から「医療費の還付金がある」と電話があった。女性は約3時間後、近くのスーパーで、携帯電話で男に指示されながらATM(現金自動預け払い機)を操作しているうち、約40万円を相手の口座に振り込んでしまった。帰宅後、ATMから発行された明細書を見て被害に気づいたという。

 また、18日午前11時ごろ、ひたちなか市のコンビニエンスストアの店員から、「客が振り込め詐欺に遭ったようだ」とひたちなか西署に通報があった。調べでは、無職女性(59)に社会保険庁職員を名乗る男から「高額医療の還付金がある。ATMの前に着いたら連絡をしてほしい」と電話がかかってきた。

 女性はコンビニのATMの前から言われた番号に連絡を取り、言われるがままにATMを操作したところ、約99万円を振り込んでしまった。店員が、女性の様子がおかしいことに気付き、振り込め詐欺と気づいた。

 ひたちなか市消費生活センターによると、保健事務所などの職員を装った同様の還付金詐欺に関する問い合わせは今年に入り、二十数件に上っているという。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20080319-OYT8T00073.htm