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2008年03月19日(水) 15時07分

コンプライアンス推進委員も金銭授受か 横浜市立大産経新聞

 横浜市立大学医学部の嶋田紘医学部長(64)が博士号を取得した医局員などから謝礼として金銭を受け取っていた疑いのある問題で、調査にあたる市大のコンプライアンス委員会のメンバーの東京大学大学院の教授が市大に勤務していた際、嶋田医学部長が教授を務める旧第2外科の学位審査の副査を務めていたことが19日、分かった。市大は金銭を受け取っていた可能性もあるとして、本人に確認している。

 市大によると、この教授は東京大学大学院医学研究科の教授(53)で、平成13〜18年度末まで市大の麻酔科で主任教授を務めていた。その間、16、17年度の消化器病態外科(旧第2外科)の医局員の博士号の審査に副査としてかかわったという。

 市大は昨年11月から謝礼金授受問題の調査を行っており、この教授は今年1月からコンプライアンス委員会のメンバーとなった。市大側はこの教授が消化器病態外科の学位審査の際に副査を務めていたということを把握していなかったという。18日付けて委員を辞任したが、委員会は再調査などはせず、これまでの調査結果をまとめて、来週はじめにも提出する予定だという。

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