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2008年03月18日(火) 23時20分

208万円着服の検察事務官を停職3か月…奈良地検読売新聞

 奈良地検の40歳代の男性事務官が、職員の親睦(しんぼく)会費の銀行口座などから約208万円を着服したとして、地検は18日、事務官を停職3か月の懲戒処分にした。
 同日依願退職した事務官は「鉄道関係のグッズ購入や借金返済に充てた」と説明しているという。

 地検によると、事務官は親睦会費の預金管理を任されていた昨年5月〜今年2月にかけ、計40回にわたって口座から計約185万円を無断で引き出し、現金で預かっていた約23万円も着服したという。

 地検は業務上横領容疑で事務官から事情を聴いたが、全額弁済されたため、起訴猶予処分とした。野島光博・奈良地検次席検事は「国民の信頼を損ね、深くおわび申し上げます」などとコメントした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000069-yom-soci