記事登録
2008年03月17日(月) 14時36分

覚せい剤客に中国人との偽装結婚持ちかけ、7人逮捕読売新聞

 覚せい剤を買う金に困った密売相手に報酬を渡して中国人の女と偽装結婚させたとして、警視庁組織犯罪対策1課が、元暴力団組員の大森正彦容疑者(61)(東京都板橋区大谷口北町)ら7人を電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕していたことがわかった。

 調べによると、大森容疑者らは昨年11月、無職伊藤純被告(25)(覚せい剤取締法違反の罪で起訴)に「覚せい剤を買うにも金がかかるだろう」と、日本での働き口を探していた日本語学校生の銭聞霓(に)容疑者(23)(豊島区北大塚)との偽装結婚を持ちかけ虚偽の婚姻届を板橋区役所に提出させた疑い。
 大森容疑者は覚せい剤の密売人で、伊藤被告とは2006年夏ごろから取引をしていた。銭容疑者から偽装結婚の費用として70万円を受け取り、伊藤被告には25万円の報酬を約束していたが、「覚せい剤を世話してきたから」との理由で実際には10万円しか渡していなかったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080317-00000021-yom-soci