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2008年03月15日(土) 15時01分

米軍の性暴力事件、2700件=6割がレイプ−国防総省報告書時事通信

 【ワシントン15日時事】米国防総省は14日、2006年10月から07年9月までの1年間で、米軍兵士によるレイプなど性暴力事件が2688件に上ったとの報告書をまとめ、議会に提出した。米軍当局は将兵の性暴力防止対策を強化しているが、発生件数はほぼ前年並みだった。
 国防総省は性暴力事件の扱いについて、プライバシーに配慮して被害者の身元を所属司令部にも報告しない「匿名事案」と「非匿名事案」の2つに分類。非匿名事案は2085件に上り、そのうち6割の1259件がレイプ事件だった。その被害者は米兵が868人、米兵以外の被害者は391人となっている。
 また、性暴力事件全体の加害者のうち、181人が軍法会議に掛けられたほか、201人が司法手続きを伴わない軍紀による罰則を科せられるなどした。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080315-00000067-jij-int