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2008年03月15日(土) 10時53分

女子中学生が自殺、携帯メールが原因か 秋田朝日新聞

 秋田県潟上市天王の市立天王南中学校(一関雅裕校長、生徒数389人)のトイレで、同校1年の女子生徒(13)が首をつって死亡していたことが15日、分かった。トイレに遺書があったといい、県警五城目署は自殺の可能性が高いとみている。

 調べでは、14日午後6時20分ごろ、同校職員が2階女子トイレで女子生徒が首をつっているのを見つけて119番通報。女子生徒は秋田市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。遺書はスケッチブックにメモ程度に書かれていたが、原因については明確には触れられていなかったとされる。

 ただ、同校や市教委によると、女子生徒は他の生徒との間で携帯メールのやりとりをめぐってトラブルがあり、14日朝に保護者から学校側に電話で相談があった。

 同日は午後3時まで通常の授業があり、女子生徒も出席。その後、清掃やホームルームを終えた女子生徒は同3時半から部活動に参加したが、同5時20分すぎ、部室からいなくなった。学校では校内放送などで呼びかけたり、職員が捜したりしたという。

 同校では15日午前9時から、緊急の全校集会を開き、卒業式を終えた3年生も集まった。関係者によると、各教室にいる生徒たちに、一関校長が校内放送で女子生徒が死亡したことを報告。「悲しいことがあったら、すぐに先生に相談するように」などと呼びかけた。

 同日午後7時には、緊急保護者集会を開く。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0315/TKY200803150042.html