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2008年03月14日(金) 13時00分

霊感商法:“泣き寝入りしないで” 県弁護士会が無料電話相談会 /長野毎日新聞

 霊感商法の被害が増加傾向にあるとして、県弁護士会は13日、霊感商法についての無料電話相談会を実施した。「宗教団体に寄付を迫られて困っている」「家族が借金をしてまでお布施している」といった相談が2時間で7件も寄せられ、担当弁護士が解決策をアドバイスした。
 同会によると、全国の霊感商法に関する相談は、オウム事件などの影響で一時下火になったものの、近年再び増加傾向にある。02年に全国で698件だった相談件数は、06年には1343件に増加。被害金額も約40億円(06年)に上っている。
 県内でも先月、中信地方で顧客の不安をあおって印鑑を売りつけようとしたとして、販売員5人が県警に特定商取引法違反で逮捕された。担当した同会の山崎泰正弁護士は「不幸に付け入り、高額商品の購入や寄付を迫るのが霊感商法の特徴。被害金を取り戻せるケースもあるので、弁護士に相談してほしい」と話した。【川崎桂吾】

3月14日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080314-00000116-mailo-l20