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2008年03月14日(金) 21時01分

取り調べ録音・録画試行へ=来年度、警視庁などで−全国に拡大し成果検証・警察庁時事通信

 警察庁は14日、容疑者の取り調べの一部録音・録画(可視化)を2008年度から警視庁などで試行する方針を決めた。一部の事件を対象とし、最終的には全都道府県警に拡大する。
 取り調べの一部の録音・録画は検察庁が06年7月に試行を開始。警察庁は慎重だったが、来春から始まる裁判員制度に向け、供述の任意性立証に有効な手段になり得ると判断。自民党、公明党の検討会などが同日、試行を求める提言をまとめたことを受け、方針転換した。
 来月、国家公安委員会に制度の大枠を示し、正式決定。数年間試行して成果を検証の上、本格導入を検討する。 

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