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2008年03月14日(金) 21時12分

橋下知事、写真誌に「非礼な取材」 損害賠償裁判で弁論朝日新聞

 橋下徹・大阪府知事(38)が知事就任前の昨年6月、週刊誌「フラッシュ」のカメラマンに承諾なく写真を撮られて精神的苦痛を受けたとして、発行元の「光文社」(東京)と同誌の男性記者(28)に慰謝料30万円の賠償を求めた訴訟の口頭弁論が14日、大阪地裁であった。橋下氏本人への尋問があり、「あいさつもなく、いきなり写真を撮る非礼な態度は許せない」などと述べた。

 訴状によると、橋下氏は昨年6月19日、大阪市の民放テレビ局で情報番組への生出演を終えた後、局の玄関先で記者に声をかけられ、カメラマンに写真を撮影された。

 橋下氏は代理人の弁護士の尋問に対し、「いまは公人なので、いつどこで取材されても仕方ないが、当時は私人。無断撮影される理由はない」と述べた。

 被告の男性記者には、橋下氏が直接尋問。「なぜ事前に取材依頼をしなかったのか」と問われた記者は、「過去の失言の真意を問う取材だった。事前に準備されたら、率直な答えが得られないと考えた」と説明した。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0314/OSK200803140125.html