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2008年03月13日(木) 11時51分

三浦元社長のロス移送審査を申し立て…北マリアナ司法省読売新聞

 【サイパン=山下昌一】1981年11月のロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、米自治領北マリアナのサイパン島で逮捕された元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)(日本で無罪確定)について、北マリアナ司法省は13日、三浦元社長のロサンゼルスへの移送に関する審査を北マリアナ上級裁判所に申し立てた。

 同日、同裁判所で裁判官と検察、弁護側の3者協議が開かれ、移送の可否を判断する最初の審問が19日に開かれることが正式に決まった。

 最初の審問では、裁判官が三浦元社長に対し、移送手続きの説明をし、移送に同意するかどうかを尋ねる。三浦元社長は、移送に同意しない意向で、本格的な審理は、4月上旬ごろに開かれる見込み。

 協議を終えた弁護人のマーク・ハンソン氏は、「一事不再理の問題と逮捕状の無効を訴える。徹底的に争っていくつもりだ」と話し、19日に人身保護請求の申し立てをすることを明らかにした。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080225-1331217/news/20080313-OYT1T00319.htm