アルカイダとの関係なかった＝旧イラク政権に関する米報告（時事通信）

2008年03月12日(水) 10時01分

　【ワシントン11日時事】米ABCテレビ（電子版）は11日、米軍がイラクの旧フセイン政権と国際テロ組織アルカイダには直接的関係はなかったとする報告書を作成したと報じた。
　これまでにも両者のつながりを否定した報告書はあったが、今回の報告書は、米軍が押収した大量のイラク公文書や旧フセイン政権幹部の証言を基にしたもので、最も包括的な内容という。
　ブッシュ政権は旧フセイン政権とアルカイダのつながりを対イラク開戦の大義名分の1つとして挙げていたが、開戦の根拠がまた揺らいだ格好だ。　

【関連記事】ヘンリー英王子がアフガンから帰還=国内では英雄視、テロ組織は標的に
【関連記事】神学校を空爆、13人死亡=米軍無人機か-パキスタン
【関連記事】危険地帯に数百人投入か=アフガン増派で仏軍
【関連記事】パキスタン穏健派に結束呼び掛け=ムシャラフ政権と協調継続-米政府
【関連記事】イラク撤退期限設定に反対=「増派の成果台無し」-共和マケイン氏