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2008年03月12日(水) 19時58分

三浦元社長の移送令状執行、拘置は無期限延長が可能に読売新聞

 【サイパン=山下昌一】1981年11月のロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、米自治領北マリアナのサイパン島で逮捕された元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)(日本で無罪確定)について、北マリアナ政府のビニグノ・フィティアル知事は12日、三浦元社長をカリフォルニア州に引き渡す令状に署名し、執行したことを明らかにした。

 これによって4月6日までだった三浦元社長の拘置期限が無期限に延長できることになった。同知事は13日に北マリアナ上級裁判所にこの令状を提出し、米本土への移送の可否を判断する審理を開くよう求める。

 一方、サイパンで三浦元社長の弁護人を務めるブルース・バーライン氏は、カリフォルニア州で弁護を担当するマーク・ゲラゴス弁護士が12日午前(日本時間13日未明)中に、三浦元社長の逮捕状の破棄を求める訴えをロス上級裁判所に起こすことを明らかにした。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080225-1331217/news/20080312-OYT1T00537.htm