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2008年03月11日(火) 08時45分

<佐賀県警>署長が女性のスカート引っ張り厳重注意毎日新聞

 佐賀県警伊万里署の円城寺重憲署長(58)が1月中旬、同県唐津市であった結婚披露宴で、女性のスカートを引っ張ったり、帰りのバスの中で別の女性の肩を触るなど、セクシュアルハラスメント(性的いやがらせ)とも受け取れる行為をしていたことが分かった。

 県警は10日、「不適切な行為」として円城寺署長を口頭厳重注意とした。円城寺署長は既に辞職願を提出しており、署長を解任された。退職願は31日付で受理される見通し。

 県警によると、円城寺署長は来賓として披露宴に出席。ウエディングケーキ入刀前後に面識のない女性のスカートを引っ張った。一緒に出席した警察官が止めた後も繰り返したという。さらに、帰りのバスの中で、前席に座った女性に「お疲れさま」などと声をかけ、肩を触った。女性が「痛い」と訴えたため、肩から手を離した。

 円城寺署長はスカートの件については「酔いもあり、ふざけてしまった」と釈明。肩を触ったことについては「コミュニケーションのつもりだった」と弁解しているという。県警の事情聴取に事実関係を認め「申し訳ない」と話しているという。

 県警は「女性の被害感情がない」などとして、わいせつやセクハラ行為とは認めないとしている。県警の糸山正文首席監察官は「職員指導を徹底したい」と話した。【高芝菜穂子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000015-mai-soci