記事登録
2008年03月08日(土) 16時26分

「おとり捜査」協力も逮捕 強盗計画通報、男性が提訴 佐賀産経新聞

 強盗をやめさせようとして警察に通報し「おとり捜査」に協力したのに逮捕された上に共犯者のように発表され名誉を傷つけられたとして佐賀市の中古車販売業、原一弘さん(36)=不起訴=が佐賀県に330万円の損害賠償を求める訴えを佐賀地裁に起こした。

 訴状などによると、原さんは昨年7月、中学の同級生だった指定暴力団山口組系組幹部の男(36)=強盗予備罪で懲役1年2月が確定=から運転手役を頼まれ、男らが佐賀市内の民家に押し入り、金などを奪う計画を立てていることに気付いた。

 実行日の7月28日、佐賀署に通報したが、刑事は「予定通りやってくれ」と指示。民家の近くで身柄を拘束され、翌日に強盗予備容疑で原さんら5人が逮捕された。

【関連記事】
英王族に1千万円要求か 性行為ビデオで恐喝未遂
【正論】土本武司 取り調べの可視化に疑問
練馬区でタクシー強盗の男、警視庁が画像公開
タクシー強盗少年「オヤジは金が取りやすい」
「仕事に遅れて…」言い訳に強盗でっち上げ トラック運転手

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080308-00000113-san-soci