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2008年03月08日(土) 12時50分

給食用食材、中国産を国産と偽装 兵庫・丹波の業者朝日新聞

 兵庫県丹波市山南町の食材販売会社「エポック・ヴァーグナー」(清水昭景社長)は8日、同社が05〜08年、中国産の加工食品を国産と偽って同市立小中学校計6校に給食用食材として納入していた、と発表した。市教委は7日、同社からの納入をやめた。兵庫県警は、不正競争防止法などに抵触する可能性もあるとみて捜査する。

 同社によると、05年5月〜08年1月、タケノコ水煮、乾燥シイタケ、ひじきの3品目について、中国産なのに納品書に「国産」と偽って記入し、2中学校と4小学校に納入。今月4日、社員の告発を受けて内部調査し、「冷・外食事業部」の幹部がうその納品書を書くよう指示していたことがわかったという。市教委は国産を奨励していた。

 会見したこの幹部らは「国産を使うと、市の指定した価格よりも約4割高くなってしまうので、現場で偽装を判断した。大変な背信行為で消費者の方に心からおわびしたい」と話した。

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http://www.asahi.com/national/update/0308/OSK200803080049.html