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2008年03月06日(木) 08時48分

DJ-コストコ、12−2月期は31%増益、海外店舗とガソリン販売好調ダウ・ジョーンズ

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)会員制倉庫型量販店チェーン最大手のコストコ・ホールセール(Nasdaq:COST)が5日発表した12−2月期(2008年8月期の第2四半期)決算は、海外の需要増加と米国内のガソリン販売の好調が寄与し31%の増益となった。
 
12−2月期の純利益は3億2790万ドル(前年同期は2億4950万ドル)、1株利益は市場予想と同じ74セント(同54セント)だった。前年には5340万ドルの特別損失を計上している。売上高は12%増の170億ドルと市場予想を上回る。

トムソン・ファイナンシャルのまとめたアナリスト予想平均は売上高が169億ドルだった。

12−2月期の既存店売上高は前年同期比7%増加した。米国内で5%増、海外で17%増。ガソリン販売が好調で増収に寄与。同四半期にはガソリンの平均販売価格が29%跳ね上がった。また、カナダにも店舗展開するコストコは米ドル安(対カナダドル)の恩恵を受ける。さらに家計支出に敏感な消費者によるまとめ買いも売り上げ増加の要因、とアナリストは指摘する。

同社はこの日、2月既存店売上高が前年同月比で7%増加したと発表。米国内店舗で5%、海外で18%それぞれ増加。ショッピングセンター国際評議会(ICSC)がまとめた米小売業の既存店売上高の平均伸び率(0.5−1.0%)を大きく上まわった。

同社は2月末現在、534の会員制倉庫型店舗を展開する。

コストコ株の5日終値は、前日比1.56ドル(2.50%)安の60.83ドル。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080306-00000011-dwj-biz