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2008年03月04日(火) 11時02分

求人トラブル:主婦らに相次ぐ 県消費生活センターが注意呼び掛け /群馬毎日新聞

 ◇保証金などを請求、高額教材買わされる
 「求人広告に応募して登録料を振り込んだが、仕事が来ない」などの相談が後を絶たない。転職や副業を考える主婦を中心にトラブルが相次ぎ、実態が不透明な業者も多く、県消費生活センターが注意を呼びかけている。
 同センターによると、昨年4〜12月で内職や副業を巡る相談は54件。求人情報誌や携帯電話のサイト広告を見て申し込み、保証金や業務委託金名目で数十万円を請求されたケースが大半だった。詐欺まがいの請求もあり、警察への届け出を勧めた例もあるという。
 パチンコをサクラで打つ「打ち子」として雇用契約を結んだ県内の30代女性は「極秘の仕事なので保証金が必要」と指示され現金80万円を送金。報酬がないまま、更に約100万円を請求されたため、不審に思い、同センターに相談した。ほかにも工芸品を作る在宅業務で「努力次第でもうかる」などと言われ、高額の教材を買わされた例もある。
 01年以降の相談件数788件中217件(28%)が30代女性、111件(14%)が20代女性と上位を占め、圧倒的に主婦が多いという。相談は03年の185件をピークに減少傾向だが、同センターは「簡単にもうかるという話は疑って」と注意を促す。また、トラブル防止のため、特定商取引法は業務内容や契約などについて書面の交付を義務付けている。【鈴木敦子】

3月4日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080304-00000047-mailo-l10