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2008年03月03日(月) 17時32分

女性タレントに逆転無罪=器物損壊、再現実験決め手−東京高裁時事通信

 知人男性のマンションドアをけり壊したとして、器物損壊罪に問われたタレント小桜セレナさんの控訴審判決が3日、東京高裁であり、原田国男裁判長は一審の有罪判決を破棄、逆転無罪を言い渡した。
 判決で原田裁判長は、小桜さんがけ破って入ったとされる木製ドアの穴について、胸がつかえて通り抜けが困難だったとの再現実験の結果を採用。男性らの目撃証言の信用性を否定した。
 判決によると、穴の横幅は24センチだったが、小桜さんは胸の厚さ29センチ、胸囲101センチだった。小桜さんが当時着ていたダウンジャケットやシャツに傷は付いていなかった。
 控訴審では、一審で却下された模型を使った再現実験を実施。検察側も「くぐり抜けは可能」とした実験結果を証拠提出していたが、担当したのは胸板約21センチの男性警察官だった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080303-00000073-jij-soci