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2008年03月03日(月) 17時29分

器物損壊に問われた女性タレント、胸囲が鍵となり逆転無罪 東京高裁フジTV

器物損壊に問われ、1審は有罪とされた女性タレントに対し、3日の東京高裁は逆転の無罪判決を言い渡した。
CSの通販番組で、胸の大きさが話題になるなどした女性タレント・小桜 セレナさん(38)。
小桜さんは、知人のマンションの入り口をけ破ったとして起訴された。
小桜さんは留置場生活について、自身のブログで「入館するとき裸にされて、屈辱的な検査も受けた」とつづっていた。
小桜さんは「(留置場は)21日くらい。1回保釈が取り消されて、2カ月間入ってました」と語った。
そして2007年7月、東京地裁は懲役1年2カ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。
しかし、小桜さんは、検察側の調べに納得していなかった。
検察官の調書について、小桜さんは「(調書は)もともとできていました。コンピューターで打たれていました。(名前が違うのを)裁判録で気づいて、『ダレ? どこのAV女優』という名前でした」と語った。
弁護士は「内容はずさんで、満期の直前の調書だけ。そこで初めて自白していると」と語った。
小桜さんは、判決に対し控訴し、そして3日の東京高裁で下される判決を聞く心境を自らのブログに「本日、2008年3月3日は、『器物損壊事件』の判決。日本で無罪になるのは難しい。0.1%、つらい...。でも、負けないから。悪とは戦い続ける予定です」とつづっていた。
そして3日、法廷で下されたのは逆転の無罪判決。
1審、2審の裁判で争点になったのは、け破った穴を通り抜けられるかどうかだった。
け破って開いたとされる穴は縦72cm、横22cm。
今回の裁判では、実際に同じような穴を用意し、相手側の主張にのっとって、小桜さんがくぐり抜けられるかの実験も行われた。
実験の結果、小桜さんは、穴を通り抜けることはできなかったため、これが重要な鍵となり、逆転無罪の判決が下された。
小桜さんは「太っててよかったと思う。もともとデブだったんですけど、気にしていたんですけど。今回に関してはよかったです」と語った。
小桜さんは「無罪になって本当によかった」と涙を流し語った。
無罪を伝える主文言い渡しの際には、祈るように手を組み、震えながら涙を流したという。
小桜さんは、あらためて一連の裁判を振り返り、「検察官、弁護人のゲームと違って、こちらの人生が懸かっている」、「原告と被告両方にフェアな証拠が並んで、ようやく正しい判決が下される。今回は本当によかった」、「正義が通ってよかったと思います」、「舞台に穴を空けてしまったり、映画に別の人が出たり、1年分のレギュラーが流れたり。金銭的にも大変でした」と語った。
highlow highlow 2008/03/03 17:29

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