月齢不明の米国牛のもも肉、東京港で発見（読売新聞）

2008年02月29日(金) 20時03分

　農林水産省と厚生労働省は２９日、東京港に２５日に到着した米国産牛肉から、米政府発行の証明書がなく牛の月齢が不明なもも肉（７００キロ・グラム）が見つかったと発表した。

　ＢＳＥ（牛海綿状脳症）の原因物質がたまりやすい脳や脊髄(せきずい)などの特定危険部位の混入はない。

　日本は、生後２０か月以下の牛の肉だけを輸入するという条件を設けている。今回のもも肉は、生後３０か月以下の牛の肉であることは確認できたが、正確な月齢は分からないという。

　もも肉は、住友商事が米スミスフィールド社に発注した別の牛肉のコンテナから見つかった。住商はもも肉を注文していなかった。

　２００５年１２月に米国産牛肉の輸入を再開して以来、日本の輸入条件に違反する牛肉の混入は７回目になる。