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2008年02月28日(木) 07時50分

なりすまし詐欺で47歳女逮捕 京都市右京区 32歳差見破られず産経新聞

 高齢女性の医療受給者証を使って郵便貯金を引き出したとして、北署は27日、有印私文書偽造や詐欺などの疑いで、京都市右京区花園鷹司町、アルバイト、崔智子容疑者(47)を逮捕した。崔容疑者は親子ほど年齢が違う高齢女性になりすまし、区役所で医療受給者証を受け取っていたという。

 調べでは、崔容疑者は昨年9月下旬、同市右京区の郵便局で、不正に入手した北区の無職女性(79)の老人医療受給者証を身分証として提示し、郵便貯金の払戻請求書を偽造、翌月上旬に北区の郵便局で女性の郵便貯金を引き出し現金約150万円を詐取した疑い。「生活費に困ってやった」と容疑を認めている。

 崔容疑者と高齢女性は同じ寺の檀家(だんか)同士。崔容疑者は北区役所を訪れ、32歳も年が離れた女性になりすまし、「受給者証をなくした」と申告。受給者証を入手していた。

 受給者証に顔写真はなく、印鑑などがあれば代理人であっても発行されるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080228-00000056-san-l26