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2008年02月28日(木) 17時00分

三浦元社長“真犯人”実名を挙げていた…高須氏が発言夕刊フジ

 三浦和義容疑者(60)と親交のある出版プロデューサー、高須基仁氏は28日午後、ニッポン放送『テリー伊藤 のってけラジオ』に生出演し、1981年の一美さん銃撃事件について「(三浦元社長が)真犯人は3人いる、として事件の検証番組の制作をテレビ局プロデューサーに売り込んでいた。私はその名前を知っている」と発言した。

 高須氏は、テリー氏に対し、「昨年9月から、彼(三浦元社長)は日本テレビ、テレビ朝日に声をかけ、真犯人捜しにロスに行こうと仕掛けていた」と説明。その後、「(三浦元社長は)昨年11月にロスを訪れ、帰国した」と高須氏に報告したという。

 “真犯人”の名前について、高須氏は「公共の電波では言えない」と言及しなかった。

 テリー氏が、サイパンで三浦元社長が逮捕されたことを「肉を切らせて骨を断つ作戦か」と水を向けると、高須氏は「そう。彼にとっては真犯人を特定するしか戦う道はない。人生をかけてやるには、アメリカでやるしかないと思っていたのではないか。昨日、(サイパンで)彼は笑っていたが、相当に自信を持っていると思う」と三浦元社長の心境を代弁した。

 放送後、高須氏は夕刊フジの取材に対して、「三浦元社長が周辺に話している“真犯人”は日本人です。彼は、(有罪となった)一美さん殴打事件の再審請求と銃撃事件の真犯人の特定をしたかったのだろう。3人の名前は、やはりいえない」と話した。

 三浦元社長の弁護人だった弘中惇一郎弁護士が、同容疑者の渡米そのものを否定していることには、「私には『ロスに行ってくる』『帰ってきた』と話しているし、彼の所属事務所社長にも、同じことを言っている。実際にパスポートをチェックしたわけではないが、彼がそう言っていたことは事実だ」と話している。


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