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2008年02月27日(水) 05時57分

昨年10月から三浦元社長の出入国警戒 サイパン当局朝日新聞

 三浦元社長の身柄確保に向け、米自治領サイパンで出入国への警戒網が張られたのは、昨年10月ごろからだったことが、サイパン検事局が地元の地裁に提出した宣誓供述書で分かった。

 この書面によると、検事局は、米国土安全保障省経由でロサンゼルス市警から元社長拘束への協力を求められた。ロス市警と直接連絡をとり、88年に発付された逮捕状の写しなどを受け取ったという。

 これに基づき、元社長の出入国を警戒するよう担当部署に求めていたところ、2月22日午後2時ごろ、サイパン空港を出国しようとした元社長を拘束したとの連絡が、入管当局からあった。駆けつけた検事局職員が逮捕状を読み上げ、銃撃事件で亡くなった一美さんの名前を告げたところ、元社長は「私の妻です」と応じたという。

 元社長は26日、外務省の在サイパン出張駐在官事務所の領事らと面会した際、「米国(本土)への入国は避けていたが、サイパンは別だと思っていた」と話したという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0226/TKY200802260496.html