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2008年02月26日(火) 03時09分

ロス市警、昨年10月から三浦元社長の逮捕狙う読売新聞

 【サイパン=稲垣収一、山下昌一】1981年11月のロス疑惑「一美さん銃撃事件」などで無罪が確定した元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)の逮捕に向け、米国ロサンゼルス市警が、昨年10月からサイパンの司法当局と連絡を取り合っていたことが、25日、サイパン島・北マリアナ上級裁判所に提出された検察側資料で明らかになった。

 この資料は、北マリアナ司法省のエドワード・カブレラ氏が、三浦元社長逮捕の経緯を説明した宣誓供述書。それによると、昨年10月、ロサンゼルス市警の「未解決殺人事件捜査班」から同省に、三浦元社長について「11月ごろサイパンに旅行に訪れるとみられる」と連絡が入った。この直後、ロス市警のリック・ジャクソン刑事から「サイパンに来たら逮捕してほしい」と要請され、88年5月5日に発付された逮捕状が送られてきたという。

 宣誓供述書には、カブレラ氏が今月22日、サイパン国際空港で三浦元社長に逮捕状を執行した際、そこに書かれていた「カズミ ミウラ」の名前を読み上げると、三浦元社長が「はい、私の妻です」と述べたとの記述もある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080226-00000003-yom-soci